もしあなたが「美しい風景を高画質で撮影したい」とか「躍動する被写体をダイナミックに映し出したい」とか、もしくは「手軽に写真を撮ってすぐにみんなとシェアしたい」とか、そういった性能をカメラに求めているならば、残念ながら私たちのカメラはあなたの期待に応えることはできないでしょう。
私たちのカメラ BONZART ZIEGEL が目指したのは「カメラを持って撮影する行為」そのものの楽しさ。
小さなボディと簡単な操作性はあなたとカメラの距離をずっと縮めてくれます。
独特なフォルムと物理ボタンはカメラを”所有”し”操作”することのワクワクした気持ちを呼び起こしてくれます。
そして何よりも、このカメラとあなたのセンスによって生み出された写真は、どんな些細な景色だって個性的な一枚に。
BONZART ZIEGELはただの「写真を撮る」ための”道具”ではありません。
「カメラを楽しむ」ための新しい”遊び”です。
ドイツ語で「瓦(かわら)」を意味するZIEGEL。
BONZART ZIEGELのデザインは、瓦をイメージした特徴的なフロントパーツを中心に、美しい流線形のフォルムで構成。
一般的なカメラの形をあえて避け、カメラ前面はシンプルかつ優雅な趣を感じさせる美術品のように。
背面は操作系のボタンやダイヤルを多く配置することで操作することへの好奇心をくすぐるようデザインしました。
メインボディ、フロントプレート、シャッターボタンは全て異なる塗装を施すことで、プラスチック製ながら奥行きと気品のある仕上がりです。
BONZART ZIEGELはフロントパーツの色が異なる3カラーでライナップ。
フロントパーツは簡単に取り外し可能。
別カラーのフロントパーツを用意すればプレートとシャッターボタンをお好みのカラーパターンに組み替えれるなどカラーカスタマイズが楽しめます。
フロントプレートの凹凸のないシンプルな曲面は、あなたの創造性を発揮させる小さなキャンバスです。
付属のデコレーションシールを使えばカメラはポップなデザインに。
市販のステッカーはもちろん、スタッズを使ったパンクスタイルやラインストーンを使ったエレガントなデコレーション、古いチケットを使ってアンティーク風にアレンジしたりと、あなた好みのデザインにアレンジも可能。
フロントパーツ交換可能なBONZART ZIEGELなら、これまで少し敷居の高かったオリジナルデザインへのカスタマイズがより気軽に行えます。
カメラをどうやって持ち歩くか。そのスタイルをBONZART ZIEGELは制限しません。
コンパクトでありながら確かな存在感を放つ 8×9cm のボディは片手で持ち歩くのにベストなサイズ感。
約6mmφのストラップホイールは多様な市販のストラップに対応しているだけでなくカラビナフックも取り付け可能。
一般的なカメラのようにストラップで肩や首にぶら下げるのはもちろん、カバンやズボンに引っ掛けたり、お好みのスタイルで持ち歩けます。
BONZART ZIEGELでの撮影はとてもシンプル。面倒な初期設定も煩わしい充電時間も必要ありません(単3乾電池とSDカードをお忘れなく)。電源を入れて、液晶画面をみながらシャッター押す。ただそれだけでOK。
その一方でBONZART ZIEGELに搭載された様々な機能は、写真のよりディープな世界にアナタを誘います。
撮影フォーマットは通常の4:3と正方形の1:1、シネマチックな16:9から選択可能です。
カラーエフェクトはダイヤル操作によるダイレクトな変更が可能。
露出補正やホワイトバランスとの組み合わせで様々な表情の写真を撮ることができます。
シンプルに、そして美しく被写体を映し出すスタンダードモード。
日常のありのままの風景を素直に切り取ります。
ブルーをベースに全体の色彩とコントラストが際立つことでクールかつ力強い雰囲気に。
イエローをベースに仄かに赤みがかった色彩がノスタルジーの中に力強さも感じさせます。
強いコントラストとビネットがクールで都会的な印象を与えます。
深いセピアとビネット効果が歴史を感じさせる仕上がりに。
白と黒の2階調で映し出される写真はシャープさの中に遊び心を感じさせます。
レトロなブルーで染め上げた世界は古い映画のポスターのような雰囲気に。
BONZART ZIEGELにはフィルム写真を彷彿させる2種類のフレームを搭載。
それぞれロゴとカウンター数が入ったヴァージョン(カラー用・白黒用)と無地の計3種類ずつから選択可能です。※
35mmフィルムのスプロケット穴のようなフレーム。
中判写真のネガフィルムのようなフレーム。
※フレームは4:3のアスペクト比のみに対応しています。
※フレームは500万画素以下の撮影モードに対応です。
※白黒用のフレームを選択している場合でも全てのカラーモードでの撮影が可能です。
BONZART ZIEGELは、1枚の写真の中に2つのイメージを重ね合わせる二重露光モードを搭載。あなたのアイディアとインスピレーションを使って通常のスナップとは異なる世界観を演出できます。
シャッターボタンの長押しでHD画質(720P)の動画撮影が可能。
8つのカラーエフェクトに対応なので後加工なしで個性的な色合いの動画を作成することができます。
https://www.youtube.com/embed/T6SnS2AUh-s
多くの電子機器に液晶タッチパネルでの操作が採用される中で、BONZART ZIEGELは物理ボタン式の操作を採用。
カラーエフェクトの切り替え、フレームの選択、デジタルズームや露出補正など、多くの操作がメニュー起動無しで行えます。
また、液晶画面周りに全ての操作系を配置することでカメラ操作がストレスなく行えると共に、まるで1990年代の携帯ゲーム機のような使い心地も魅力の一つです。
レンズ周りには2段階の光量調整が可能なLEDリングライトを搭載。
フラッシュのような強い光ではないけれど、全く光源のないシチュエーションでの撮影が可能です。
さらに付属のフィルタープレートを使えば写真はより個性的な雰囲気に。
LEDライトはカメラがOFFの状態でも点灯できます。
BONZARTの2in1型オリジナルコンバージョンレンズを装着することでBONZART ZIEGELでの撮影はよりディープな領域に。カメラへのレンズの取り付けはマグネット式でスムーズな脱着が可能です。
レンズ通常時にはx0.45の広角撮影が可能。
レンズ上部をとりはずすことで最短撮影距離0.02mのマクロ撮影も可能。
マクロ撮影ではカメラに搭載のリングLEDライトと組み合わせることで、ブツ撮りの際に大きな効果を発揮します。
※コンバージョンレンズは別売りです。
最大有効画素数 | 1800万画素 |
レンズ | 5枚構成、F2.8 f=1.4mm |
シャッタースピード | 1/60秒 |
フォーカス | 固定 |
ズーム | デジタル4倍 |
ISO感度 | オート / ISO100 / ISO200 / ISO400 |
EV値 | ±2.0(0.3EV STEP) |
ホワイトバランス | オート/晴天/曇天/蛍光灯/白熱灯 |
セルフタイマー | OFF / 2秒 / 5秒 / 10秒 |
静止画解像度 | 1800万画素(4896×3672) / 500万画素(2592×1944、3072×1728 HD、2240×2240 SQ) / 300万画素(2048×1536、2304×1296 HD、1760×1760 SQ) |
シャッター | 電子式 |
記録メディア | SDHCカード |
電源 | アルカリ単三乾電池×3 |
LEDライト | 2段階調光(LEDライト20灯) |
言語設定 | 日本語 / 英語 / 中国語 |
サイズ | H92 × W80 × D53 mm ※最大部計測 |
重量 | 175g (電池含む) 100g(本体のみ) |
BONZART は2012年に東京で生まれた新しいカメラブランド。
世界初のツインレンズデジタルカメラとして往年の二眼レフカメラを彷彿とさせるデザインのBONZART AMPELを発表し、光学処理によるミニチュア風撮影ができるカメラとして日本、及び小規模ながらロンドンやNYでも販売。WSJなどにも取り上げられました。
BONZARTの理念は、既存の概念に縛られない独自性のあるデザイン。シンプルな操作。そして遊び心を刺激すること。
技術の進歩と多種多様なアプリケーションによりもはや”カメラ”自体が不要とすら感じさせられるほどのスマートフォンのカメラの隆盛。そして高画質・高性能化の一途をたどる大手メーカーによるカメラ。
BONZARTはそのどの流れにも属さない新しいカメラの形を提案していきます。
親愛なる皆様へ
こんにちは。こうして世界中の皆さんにBONZARTの新しいカメラを紹介できることにとても興奮しています。
私たちは2012年に最初のオリジナルカメラBONZART AMPELを発売して以来、自社のカメラをはじめ様々なトイカメラを販売する世界でも珍しいトイカメラ専門店として東京で活動してきました。そして2016年、日本だけではなくより多くの方にトイカメラの楽しさを知ってもらうために新しいカメラの開発に着手しました。
企画のスタートから約4年。カメラの外観デザインから、撮影できる写真の雰囲気の調整、使い勝手など、限られたスペックの中で、どうすればより使っていて楽しいカメラにできるのか試行錯誤を繰り返してきました。
BONZARTとってトイカメラは、デザインであり、ファッションであり、アートであり、時にちょっとした気晴らしであったり、何気ない日常を別世界に塗り替える魔法であったりもします。なによりも、専門的な知識やテクニックがなくても、カメラを使っているだけで楽しくなるようでなければなりません。そのために今も細かなアップデートを続けています。
もしあなたがもっと多くのサンプル写真が必要ならば是非BONZARTのinstagramを覗いてみてください。カメラのデザイナー自らが撮った写真が日々更新されています。すべての写真はカメラの機能と専用レンズの力のみで作られています。
おそらく、現代はカメラが発明されて以来、最も人類が沢山の写真を撮る時代です。私個人も、一眼レフカメラやスマートフォンのカメラ、時にはウェアラブルカメラなど、シーンに合わせて様々なカメラを使用し、把握しきれないほどリリースされているアプリケーションで写真を加工したりもしています。
BONZART ZIEGELは沢山のカメラとの付き合い方の中でのひとつの新しい提案です。もしあなたがハイエンドなカメラを駆使するフォトグラファーなら、少し肩の力を抜いて楽しめるブレイクタイムを味わえるでしょう。もしあなたが携帯電話でしか写真を撮ったことがないのなら、カメラという機械を操作する面白さが手軽に味わえるはずです。また、もしあなたが工作や絵をかいたりするのが好きなら、このカメラを使って世界に一つだけの個性的なデザインのカメラを作り上げることも可能です。
BONZART ZIEGELの楽しみ方はあなた次第。喜んでもらえたら幸せです。
Creative Director – Koshiro Tokuhashi
BONZART の新作カメラの開発に着手。
約1年をかけて多くのデザイン案を作成するなかで、「瓦」をモチーフにしたデザインに収束。
デザインと希望スペック等を工場に提出。
ソフトフェアの開発と並行しながら外観の3Dモデルを作成。内部パーツ構成も徐々に決定していく。
7月:内部ソフトフェアの仕様が決定。試作機の開発に着手。
9月:試作1号機の完成
試作機を様々な観点から検証し、多くの修正点を工場に提出。
カラーエフェクトに関しては、希望の色味がでないため、再度1から作り直すことを決定。
11月:試作2号機(現在のヴァージョン)の完成
試作1号機からフロントプレートの塗装を変更、操作ボタンの大幅な変更をメインに、様々なマイナーアップデートも加える。
付け替えパーツの脱着の利便性など、さらなる使いやすさ向上を目指し、修正点を工場に提出。
10月、完成予定
12月、完成予定